パター選びでスコアが変わる!
ゴルフで一番多く使うクラブ、それが「パター」です。
ティーショットやアプローチに注目しがちですが、スコアメイクの最終兵器がこの1本。
ドライバー1発よりも、1パットの価値が大きいと実感したことがある方は多いはず。
この記事では、アマチュアゴルファーがパター選びで失敗しないためのポイントを徹底的に解説します。
スコアの壁を超える第一歩として、パター選びから見直してみませんか?
1. パターの役割と重要性を再認識する
パターは、スコア全体の40〜45%を占める“最重要クラブ”です。
1ラウンドでパターを使う回数は30回前後。つまり、どんなにドライバーで飛ばしても、パターが決まらなければスコアはまとまりません。
ドライバー300ヤードも1打、パターの1ヤードも1打です!
アマチュアゴルファーにとって、「構えやすさ」「打ちやすさ」「距離感」の3つが揃ってこそ、パターは武器になります。
2. パターの形状と打感の違いを理解する
パターの形状は大きく3つに分類されます。
- ブレード型(ピン型)
操作性が高く、ストロークの感覚重視。真っ直ぐより「ゆるいアーク」で打つ人向け。
上級者向けというイメージがありますが、構えたときにラインがイメージしやすいと感じる人には効果的。 - マレット型(ネオマレット型)
直進性が高く、ミスに強い。重心が深く、ストロークを真っ直ぐ動かしやすい。
初心者やストロークが安定しない人におすすめ。 - L字型
ブレードとマレットの中間的な存在。見た目のバランスを好む人向け。
フェースバランスや打感の違いによっては、自分に合う1本になることも。
また、打感はインサートの素材(アルミ、樹脂、削り出しなど)で大きく変わります。
「音」や「手ごたえ」も自分の好みに合わせて選びましょう。
3. 長さとライ角の重要性
パターの長さは一般的に33〜35インチですが、「自分の姿勢に合った長さ」がベストです。
- 前傾が深い → 短め(33インチ)
- 前傾が浅い → 長め(34〜35インチ)
ライ角(フェースの傾き)も非常に重要で、適正でないと芯に当たらず方向がブレます。
ショップやフィッティングで「構えたときにフェースが地面に対してフラット」になるか確認しましょう。
4. フェースバランスとトウヒールバランス
- フェースバランス:フェースが上を向くタイプ。真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すストローク向け。
- トウヒールバランス:フェースが斜めになる。アーク状のストローク向け。
自分のストローク軌道(ストレート or アーク)を確認し、最適なバランスのパターを選ぶことで、ミスの確率を減らせます。
こちらもフィッティングでしっかり診てもらうのが近道です。
ここはかなり重要な部分ですが、どうしてもアマチュアは軽視しがちなパートです。
5. パター選びで意識したいチェックポイント
- 構えたときにターゲットラインがイメージしやすいか?
- 打感や音が心地よく、距離感を出しやすいか?
- 引きやすさ・押しやすさのバランスはどうか?
- 短いパットでの安心感、長いパットでの方向性
6. パターの選び方でよくある失敗と対策
- 「有名選手が使っているから」で選ぶ → ストロークの癖や目線が違えば逆効果。
- 「店頭でまっすぐ打てたから」で買う → ラウンドでは傾斜や風など影響が異なる。
- 「高級モデルだからいいだろう」で購入 → 自分に合っていなければ宝の持ち腐れ。
→ 対策:自分のストロークを動画やシミュレーターで可視化し、合う特性を知ること。
まとめ
パター選びは「感覚」×「理論」で進めることが大切です。
見た目や価格に惑わされず、「構えやすく、芯に当たる」パターを選べば、3パットは確実に減らせます。
道具に頼るのではなく、“自分のスタイルに寄り添うパター”を探すことが、スコアアップへの近道です。
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